九州エネルギー問題懇話会トップページ特集「『電気』はどうやって作っているの?」(18/20)電力関係 図面・データ集6
太陽光、風力発電などの電子機器で「直流」から「交流」に変換している電源(非同期電源)は、周波数や電流の急激な変化に対して、周波数を維持する機能を持たず、周波数の変化が一定の値を超えると、その電子機器を守るため離脱(解列)します。
火力、原子力などのタービン(機械)の回転で発電している電源(同期電源)は、周波数や電流の急激な変化に対して、同じ周期で回転を維持する力(慣性力)が働くため、相対的に周波数や電流の急激な変化に対して、発電を継続し、周波数を維持する機能を有しています。
再エネ導入拡大に伴い、火力発電等が減ることで、この慣性力が減少することが懸念されています。
出典:資源エネルギー庁HP「再エネと安定供給〜求められる『発電を続ける力』」、「総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会(第33回会合)資料」を基に作成