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Vol.7 エネルギー環境教育の重要性

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地域と学校との連携

現在、学校の先生はとても多忙です。授業以外の用事も多く、指導に十分な準備ができないこともあります。もし自分にできないことがあれば、他の人の手を借りる方法があります。私たちがやっているような出前授業を利用してもいいですし、地域には多彩な能力を持った人たちが生活していますから、その方々に協力をお願いすればいいと思います。

近年、学校と地域との連携が進められています。その一つがコミュニティ・スクールです。コミュニティ・スクールとは、学校運営に保護者や地域住民が積極的に関わる形式のこと。すでに全国には約2,800校が指定されており、たとえば木工の職人さんが非常勤で子どもたちに工芸の技術を教えたりします。学校は子どもたちの学びの場であるだけでなく地域の学びの場です。学校を中心として地域と一体となった学びの共同体をつくるのがコミュニティ・スクールです。

今後、少子高齢化がさらに進み、教育の現場でも予算や人材が限られてきます。地域の人々の社会教育の場として学校を活用すること、学校が地域住民と学びの共同体を作ることは、共に学び続ける社会を作ることに繋がります。その時に扱うテーマのひとつが「エネルギー」です。エネルギーを考えることは、自然環境や地域、さらには高齢化や社会構造にいたるまで、多様な問題を考えることにつながっていきます。

学校と地域の効果的な連携・協働と推進体制 (イメージ)

 
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